スクール運営者が語るプログラミング教室の実態・現実!

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お子さまのために最適なプログラミング教育を提供したいと考えていることでしょう。

しかし、どの教室が良いのか、授業内容や講師の質、そして本当に効果があるのか不安や疑問を抱えているのではないでしょうか。

この記事では、プログラミング教室の運営側の視点から、その実態と現状を詳しく解説します。

プログラミング教育は何歳から始めるべきか?という疑問から、講師の適正な受け持ち人数、さらにはおすすめのプログラミング言語まで、さまざまな角度から詳しく説明します。

また、総務省『プログラミング人材育成の在り方に関する調査研究報告書』、総務省『子ども向けプログラミング教育の 現状に関する調査研究の請負成果報告書』の調査データを基にした客観的な情報も提供し、信頼性のある内容となっています。

これらの情報をもとに、どのプログラミング教室があなたのお子さまに最適かを見極める手助けをします。

ぜひ続きを読み進めて、納得のいく選択をしてください。

↓プログラミングスクール・プログラミング教室はどこが良いか悩んでいる方は

記事のポイント
  • プログラミング教育を始める最適な年齢とその理由
  • 理想的な講師と生徒の比率および効果的な指導方法
  • おすすめのプログラミング言語とその学習ステップ
  • プログラミング教室の運営実態と授業内容の質の見極め方
目次

学校教育において必修化されるプログラミング教育の狙い

民間企業におけるプログラミングスクール・プログラミング教室の実態は、学校教育におけるプログラミング必修化が大きくかかわっています。

実態が理解し易いように、まずプログラミング必修化の背景と概要をまとめてみました。

先に、プログラミングスクール・教室の実態を知りたい方は、こちら

学校教育におけるプログラミング教育必修化の背景

産業競争力に資する先端IT人材の不足

経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年4月)

2013年「日本再興戦略」では、国内産業競争力向上のためハイレベルなIT人材の育成と確保を目指し、初等中等教育でのプログラミング教育の必修化が進められました。


この動きは、国内で深刻化するIT人材不足に対応するためであり、2030年までには45万人のIT人材が不足すると予測されています。

特にAIやIoTの分野では、先端IT人材の不足が更に顕著になるとされ、日本全体のICT活用能力の向上が産業競争力強化の鍵とされています。

教育改革を通じて、将来のIT人材を確保し、国際競争において日本の地位を高めたいですね。

既に、エンジニア不足は切実で、インドなど海外発注が当たり前です。

社会の変化に対応する新しい学校教育の必要性

今後、IoT、ビッグデータ、AI、ロボットなどの技術を活用して、新たな価値やサービスの創出が期待されています。

しかし、急激な変化は、教育現場に不安をもたらし、今教えている内容が将来通用するか、AIの進化が人間の仕事を奪うのではないかという懸念を引き起こしています。


この問題に対処するため、教育改革が求められ、学習指導要領の改訂が行われています。


この改訂の目的は、予測不可能な変化に積極的に対応し、子どもたちが自らの可能性を発揮し、良い社会と幸福な人生を築く力を育むことです。

プログラミング教育は、単にコーディング技術を教えるのではなく、時代を超えて必要とされるプログラミング的思考を育成することを目指しています。

プログラミング教育の概要

文部科学省「小学校プログラミング教育の趣旨と計画的な準備の必要性について」(令和元年度小学校プログラミング教育担当者等セミナー資料)

プログラミング教育の学校授業への取り組みは、すでに、小学校は令和2年(2020年)度から、 中学校は令和3年(2021年)度から、 高等学校は令和4年(2022年)度から始まっています。

小学校におけるプログラミング教育

小学校においては、以前は、各学校の判断において「総合的な学習の時間」等で実施していたが、現在では、算数、理科、総合的な学習の時間において、プログラミングを行っています。


つまり、通常授業の中でプログラミングの要素を入れるということです。

小学校におけるプログラミング教育の狙いとして、大きく以下の3点が挙げられている。

これは小学校で一過性で終わることなく、高校まで続き、大学、社会人へと社会に溶け込むための素養として継続されます。

  • 「プログラミング的思考」を育む
  • 情報社会がコンピュータ等の情報技術のが生活基盤となり、今後、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決していくことを学ぶ
  • 各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとする

中学校におけるプログラミング教育

技術・家庭科(技術分野)の単元「プログラムによる計測・制御」の中でプログラミングが取り上げられ、現在は、「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」も加わっています。

高校におけるプログラミング教育

以前は、約8割の生徒は高校でプログラミングを学ばずに卒業していたため、情報科において共通必修科目「情報Ⅰ」を新設し、全ての生徒がプログラミングのほか、ネットワーク(情報セキュリティを含む)やデータベースの基礎等について学習することになる。

また、選択科目「情報Ⅱ」が開設され、「情報Ⅰ」の応用演習となる。

これからの大学入試試験科目にも大きな影響を与えますね。

プログラミングスクール・プログラミング教室の実態

「コエテコ byGMO、船井総研「2020年 子ども向けプログラミング教育市場調査」

  • 2013年から2018年の5年間で約6倍にスクール・教室数が増加
  • ロボットプログラミング教室が9割占めていたが、プログラミング教室に特化した割合拡大
  • 2023年予想では、2013年比で約15倍のスクール・教室数に拡大
  • 子ども向けプログラミング教育市場も2030年までに1,000億円市場へ急成長の可能性

以前は、プログラミングに特化した専門事業者が多数。

2017年以降、学習塾、専門学校、学童・幼児教育の事業者が参入。異業種として、鉄道会社、家電量販店などもあり、パソコン販売が来客目的の要素も加わる。

事業者数が供給過多状態により、教室数及び生徒数は増加しているが、教室あたりの人数は減少しており、競争が激しくなっているという状況。

  • 新規参入事業者が相次ぐなかで、講師の力量不足で満足度が低い。
  • 東京を始め大都市圏に集中しており、都市部と地方の格差が生じている

プログラミングスクール・プログラミング教室へ何才から通っているの?

小学校 4 年生~6 年生が最も多く、小学校1 年生~3 年生、中学生が続いて多い。
受講者の男女比については、男子の比率が高い。男子比率が8 割を超えるという回答も約4 割

スクール・教室運営側の意見

  • 小学校低学年は初めてパソコンを触ったという子も多く、導入指導も大変。
  • 中学生は部活動と学習塾でスケジュールが埋められている。
  • 小学校低学年だと抽象的な概念を理解できない。
  • 関数名やパラメータが英語であることは小学生に教える上での課題。キーボード入力にも苦労することが多く、スペルミスなどが大きなビハインドになる

小学校低学年以下については、パソコンの操作面(マウス操作やキーボード入力)や、プログラムの関数や説明が英語であること、抽象的な概念を理解できないことを考慮すると、個人差はあるが、5,6年生から受講始めるのが良いです。

受講形式は何がおすすめ?

最も多い形式は個別学習型(講師と受講生が1 対少数4名以下)であり、少数の受講生に対して講師がつく形式が多い。


集団学習型(講師による講義形式)、演習型(講師形式でグループ作業)であっても、受講生5名以下が半数で、8名以下で9割を占める

運営側意見としても

  • 4-5名に1名の講師が必要。そのため、スケールメリットはでない
  • どこの教室でも生徒10名に講師3,4名体制

教えているプログラミング言語は何が多い?

Scratch、JavaScript、Javaが順位として続く。Scratchは短時間での学習に適しており、入門編としてのニーズ高い。
JavaScript、 Javaは直接書くのでなく、穴埋め形式にするなど工夫がされている。

ただ、Scrachの受講終了後の次のステップとなることが多い。

また、テキスト教材は過半数がオリジナル教材を利用しているが、Scrachに関しては、市販書籍も多いことから活用されている。図、写真、キャラクターを多用し、ふりがなをふることで子どもでも抵抗感なく取り組めるように工夫されている。

子どもの取組みを見ながら、教材とノウハウを併せて展開するための教材を開発の側面もある。


授業で使用してる機器

当然ですが、PCが一番多いです。ラズベリーパイも教育プログラム用の安価なPCですので、これも合わせると全体の7割程度のスクール・教室がPCを利用している。


やはり、オンラインで勉強することを考えると子ども用にもPCが必要です。

まとめ

この記事では、スクール運営側の視点から、プログラミング教育の現状を詳しく解説してます。

プログラミング教室は5,6年生からの受講が推奨され、適切な年齢で始めることが重要です。

講師1名が4-5名の生徒を担当するクラスが理想とされ、少人数制が効果的な指導を可能にします。

おすすめのプログラミング言語はScratchで、短時間で基礎を学べるため入門編として最適です。

その後、JavaScriptやJavaに進むことでスキルを深められます。PCを使った授業が一般的で、オンラインでの学習も盛んに行われています。

プログラミング教育は、論理的思考力や問題解決能力を育むために欠かせません。

スクール選びの際には、教材や講師の質を重視し、無料体験を活用してみましょう。

この記事を参考に、是非、子どもに最適なプログラミング教室を見つけてください。

↓プログラミングスクール・プログラミング教室はどこが良いか悩んでいる方は

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